「20代の金銭感覚についての意識調査2016」が公開された。その中で、20代が「車の購入」を検討するのはどのくらいか?という気になる項目もある。
以下は、「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)の結果だ。これを読んでいる20代の方にとってはどのくらい当てはまるのか、そして30代以上の方にとってはどのくらいギャップがあるのか、お互いを理解する助けになるデータとなるかもしれない。
■【20代の財力 リアルと理想】
・20代が毎月自由に使えるお金は平均3万円、未婚者は3.3万円、既婚者は1.9万円。
・毎月自由に使えるお金 理想は平均7.3万円、20代未婚男性の理想は高く平均9.8万円。
・20代の3割は「現状のお小遣い額で満足している」。
・20代の貯蓄平均額は86万円、20代後半では120万円。
・将来の不安を反映?「リタイアまでに貯蓄2千万円あれば安心」20代の6割に留まる。
■【20代の財布の中身】
・20代の財布の中には1万円札はなし? 所持金は平均9,634円、不安になってお金をおろすのは平均2,473円。
・初デートでの財布の中身は平均2.3万円、20代男性は平均2.8万円を準備して初デートに臨む。
・20代で進むキャッシュレス化「電子マネーを普段使いしている」73.9%、昨年比で4ポイント増加。
・電子マネーは現金感覚で利用1,000円以下は「現金」か「電子マネー」払い、3万円以上は「クレジットカード」払い。
■【“おごり”と“プレゼント”の水準】
・上司からの4,000円のおごりに20代の半数以上が「抵抗を感じる」と恐縮。
・“重い”と思われない義理チョコ予算は2,000円以内。
・恋人へのクリスマスプレゼントは年々豪華に!平均予算は2.1万円、2年で1.4千円の上昇。
■【消費先と消費意識】
・来年はもっと「家族交流」「スキルアップ」「ダイエット」に積極消費、今年お金を費やしたのは「友人との交流」「趣味」。
・20代男性は「副業」や「新たな趣味」に来年は挑戦、20代女性は「家族交流」や「ダイエット」。
・欲しいものの“イメージ固め”はインスタ検索で?20代の半数は「欲しいもの探しで画像検索を活用」。
・欲しいものが決まったら「最安値は必ずチェック」9割、「背伸びしてリッチなものを買うのも喜び」6割半。
■【結婚、出産・子育てと収入の事情】
・「金銭感覚が合うことは結婚相手に求める条件の一つ」9割半。
・20代は早婚志向?「本音では、20代のうちに出産・子育てしたい」6割半、20代女性では7割強。
・「20代のうちは子育て可能な収入に届かない」7割半、30歳時点の世帯年収想定額は平均408万円、年収400万円で結婚に前向きになれる男性は4割に留まる。
・子育ての障害は収入だけじゃない!厳しい現実「仕事をしながら育児参加は難しい環境」8割強、7割半が「結婚したら共働き希望」も、共働き実践率4割半に留まる。
・30歳時点の収入で「自家用車の購入」に前向きになるのは2人に1人、「自宅」の購入は5人に1人。
どのくらいの世帯年収があれば、車や住宅の購入などの高額消費や、結婚や出産・子育てをしたいと思えるようになるのだろうか。
まずは高額消費に関して、<自家用車>を所有しよう(購入しよう)と思える世帯年収額を聞いたところ、年収400万円で所有しようと思える方(『年収400万円』までの累計)は50.7%、年収500万円で所有しようと思える方(『年収500万円』までの累計)は65.3%となった。
また、<自宅>を所有しよう(購入しよう)と思える世帯年収額についても同様に聞いたところ、年収400万円で所有しようと思える方は20.4%、年収500万円で所有しようと思える方は34.5%となった。
※SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が、2016年10月5日~11日の7日間、20歳~29歳の男女を対象に「20代の金銭感覚についての意識調査2016」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。