ホーナー代表、20年の功績に感謝「真のレジェンド」ニューウェイのレッドブルF1離脱を語る
2024年5月1日、オラクル・レッドブル・レーシングのチーフ・テクニカル・オフィサー（最高技術責任者）であるエイドリアン・ニューウェイが2025年の第1四半期をもってレッドブル・テクノロジー・グループから去ることを発表した。
■今後はF1からハイパーカーへ集中
エンジニアリングの最高責任者であるニューウェイはF1デザイン業務から離れ、レッドブル初のハイパーカー、待望の『RB17』の最終開発と納入に集中することになる。
ニューウェイは今後もこのエキサイティングなプロジェクトに関わり、その完成まで献身的に取り組んでいくことになる。
■ホーナー、20年の功績に感謝「真のレジェンド」
クリスチャン・ホーナー代表は良き友人でありチームを去るニューウェイについて次のように語った。
「過去20年間、私たちの最高の瞬間はすべて、技術的な舵取りをしてきたエイドリアンの手によってもたらされました。彼のビジョンと才能のおかげで、我々は20シーズンで13のタイトルを獲得することができました」
「彼の卓越した発想力は、変化を受け入れ、ルールの中で最も価値のある分野にフォーカスし、F1の枠を超え、より広いインスピレーションをグランプリカーのデザインに反映させる才能、そして勝利へのあくなき意志が、レッドブル・レーシングを故ディートリッヒ・マテシッツが想像していた以上の大きな力へと導いたのです」
「それ以上に、エイドリアンとのこの19年間は非常に楽しいものでした。私にとって、エイドリアンがレッドブルに加入した時、彼はすでにスーパースターのデザイナーでした。それから20年、13のチャンピオンシップを獲得し、真のレジェンド（伝説）として去って行きます」
「彼は私の友人でもあり、彼が私たちのパートナーシップにもたらしたものすべてに、私は永遠に感謝し続けるでしょう。彼が残した功績はミルトン・キーンズのホールに響き渡り、RB17トラックカーは彼が私たちと過ごした時間にふさわしい賜物であり、遺産となることでしょう」。
