ルイス・ハミルトン(メルセデス)はF1マイアミGPで木曜日のドライバー記者会見に参加し、エイドリアン・ニューウェイに対する気持ちを明らかにした。
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ハミルトンは、レッドブルF1を退団するニューウェイに反応を示し、伝説的なF1デザイナーが来年フェラーリに加わることを「とても」望んでいると微笑みながら述べた。
世界チャンピオン7度のハミルトンはメルセデスを離れ、2025年にフェラーリと契約することになる。そして、ニューウェイが同じチームへ移籍をする可能性について尋ねられると、単刀直入に答えた。
「つまり、エイドリアンは......彼には素晴らしい歴史と実績があり、キャリアを通じてチームと関わり、彼が持つ知識で素晴らしい仕事をしてきた」
「彼は素晴らしい補強になると思う。彼ら(フェラーリ)はすでに素晴らしいチームを持っていると思う、彼らはすでに大きな進歩を遂げ、前進しているし、彼らのクルマは今年速くなっている。でも、そうだね、彼と一緒に仕事ができることは光栄なことだよ」
■ニューウェイとハミルトンの接点
ニューウェイがマクラーレンを去った直後の2007年、ハミルトンはマクラーレンからF1デビューを果たしてチャンピオンになった。
レッドブルの支配力を考えると、もし65歳の彼がレースから離れる決断をしたとしても、今後F1の競争環境はどの程度変化する可能性があるかと質問された。
「僕の観点からすると、僕がマクラーレンに加わったときは、彼が作ったマシンの進化だったと思う。彼が去った直後に僕は入ったと思うよ。あのクルマは彼が取り組んできたコンセプトから進化したもので、彼が取り組んできたものに触れる機会があったことを光栄に思っている」
「彼が長年にわたって大きな役割を果たしてきたチームとのレースは大きな挑戦だったけれど、その裏には多くの人たちがいて、キーパーソンは1人ではない......1人ではなく、チーム全体で仕事をしていることを常に覚えておく必要があると思う」
「彼がチームにもたらす素晴らしい経験は想像すればわかるだろうし、彼が一緒に働く人々はこれからも素晴らしい仕事をし続けるだろうし、レッドブルが今後も素晴らしいクルマを作り続けないとは思わない。しかし、どのチームも彼と一緒に仕事をする機会を得られるのは幸運だろうね」。