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井原慶子が予選に出走、クラス14位 決勝はスタートドライバー

2012年01月13日(金)16:02 pm

ル・マン24時間参戦に向け、今週末のドバイ24時間でレース復帰する井原慶子が12日(木)、予選セッションに出走した。所属するGULF RACING(ガルフ・レーシング)は、78台中総合54位、クラスでは14位という結果だった。

フリー走行でチーム内のトップタイムを記録した井原は、予選での出走を任された。決勝のことを考慮し、車を温存しなければならず、我慢の走りを強いられたが、予選を終えて次のように語った。

「プラクティスでチーム内のベストラップを出していたので、予選アタッカーをさせてもらいました。2年ぶりに予選と言う緊張を味わえてワクワクしました。エンジニアからは、“これは24時間レースなので、予選は、車を温存するために3ラップだけ走る”と指示されました。もう少しプッシュできたと思いますが、まずまずの予選になったと思います。初めて夜の走行もしましたが、全然見えない! ヘッドライトがノーマル仕様のままだったので、レーシングスピードには光量が足りず、すぐにライトを交換してくれるように頼んだら、メカニックが最寄りのイエローハットに走っていきました(笑)。明日のナイトセッションまでにめちゃくちゃ明るいラリーカー仕様のライトに変わっていることを祈ります! 明日は、スタートドライバーをすることになったので、緊張感を持って完走を目指します」

今回、女性ドライバーは井原だけではない。女性ドライバーだけを集めたチームが参戦している。井原が次のように紹介している。

「ドバイ24時間レースに出場する女性は、今回ほかにもいます。女性だけ4人を集めたチームがあります。レース開催直前まで女性ドライバーを探していたようです。そのチームの4人と、私が今回出場する女性ドライバーです」

日本でお馴染みのミハエル・クルム(JRM NISSAN)もドバイ24時間レースに参加している。井原は予選後、クルムについて次のように語った。

「クルムや他のチームのドライバーとは、セッションの後に会うことができませんでしたが、予選前のドライバーズブリーフィングでクルムが“昨日マシンが故障していたから全然乗れなかった。一応サブチームのマシンで少し練習したけど。今回はついてない…”と言っていましたが、予選ではきっちり3位に入っていました」

井原は予選を終えて、24時間レースの過酷さを改めて実感したようだ。

「ただ、私のチームの一番上のクラスにエントリーしているランボルギーニ(GULF RACING)は、予選でも全くアタックせず数周のみを流して走っていたので、24時間レースはこれからなんだなぁと実感しました」

井原が、スタートドライバーとして挑むドバイ24時間レースの決勝は、13日(金)現地時間14時(日本時間19時)にスタートする。

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