フランスGPがF1カレンダーに復帰する準備が整ったようだ。
フランスの『RMC Sports(RMCスポーツ)』によれば、フランス首相のフランソワ・フィヨンがついにベルギーのスパ・フランコルシャンと1年おきに交互開催という形で、ポール・リカール・サーキットで2013年から再びフランス国内でF1を開催することについてゴーサインを出したようだ。
その記事は、これにより「F1最高責任者のバーニー・エクレストンとの交渉を始めることができることになった」と伝えるとともに、すでにエクレストンとの間で「非公式会合」がもたれているとも報じている。
フィヨン首相の決定は先週19日(木)に行われた大臣会議をうけて行われたもので、『RMC』によれば、ポール・リカール・サーキットのあるプロバンス地域のヴァール地区もこれに同意したという。
記事は、「(同地域の)アルプ-マリティーム地区とのタイアップに関して、まだ未解決の部分がある」とはしているものの、もはやフランス側の準備はほぼ整ったと見てよいようだ。
さらに、『RMC』はF1にエンジンを供給しているフランスの自動車メーカー、ルノーもフランスGPの実施に関して密接に関わっているようだと伝えている。
そして、その記事は最後にこう締めくくっている。
「これからはベルギー側の出方に注目が集まるだろう。それによってフランスGPの実現の可否が決定されるからだ」