元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドが、ル・マン24時間を含めたWEC(世界耐久選手権)への参戦を発表した。
ハイドフェルドは2000年にF1デビュー後、ウィリアムズやザウバーなどに在籍。ザウバーでは、現在も同チームに所属する小林可夢偉のチームメートだったこともある。昨年はロータス・ルノーGP(現ロータス)から参戦していたものの、シーズン途中にシートを失っていた。
今回ハイドフェルドが参戦を発表したWECは、今年から発足する耐久レースの選手権。ル・マン24時間も含まれており、10月14日(日)には富士スピードウェイでも開催される。また、トヨタがハイブリッド車での参戦を発表している。
1999年にはル・マン24時間を走った経験もあるハイドフェルドは、次のようなコメントを残した。
「1999年にル・マンを走ってから、ずっと耐久レースをまた走りたいと思っていたんだ」
ハイドフェルドが所属するのは、スイスのレベリオン・レーシング。同チームはトヨタエンジンを搭載したプロトタイプのマシンでWECへ参戦する。ハイドフェルドは、開幕戦のセブリング12時間、第2戦スパ6時間、そして第3戦のル・マン24時間で走ることになっている。