1920年代に建設され、長年F1イタリアGPを開催してきたモンツァ・サーキットが、トラブルに見舞われている。
22日(火)の朝、イタリアの財務警察がモンツァ・サーキットに立ち入り検査を行い、サーキットの運営に携わる7名に関する捜査を行った。
『Il Giorno(ジョルノ)』および『La Repubblica(レプブリカ)』紙によると、2007年から2012年にかけてサーキットの運営会社シアス・スパに、偽造の請求書など財務上矛盾があるとして、モンツァの検察官が税法違反の疑いをかけている。複数のイベントについて貸借対照表を黒字にするため、架空の取引の請求書を発行した疑いがあるようだ。
モンツァ・サーキットに強制捜査が入り、サーキット責任者のエンリコ・フェラーリを含む、複数の重役の自宅も家宅捜査を受けている。