ドイツにある有名サーキット、ニュルブルクリンクが破産することが明らかになった。
かつては全長20kmを超える難関コースとして知られ、攻略の難しさからドライバーの人気も高いニュルブルクリンク。F1などのレースは現在、新設されたグランプリコースで行われているが、北コースと呼ばれる旧コースでは現在も耐久レースなどが行われている。
また、過酷なコースであることから高性能スポーツカーやスーパーカー開発の場としても有名で、ニュルブルクリンクのラップタイムによって車の性能がアピールされることもある。
各メディアの報道によると、ニュルブルクリンクはEU(欧州連合)へ緊急援助を求めていたが、EU側はこれを却下。ニュルブルクリンクがあるラインラント・プファルツ州が18日(水)に同サーキットが破産する見通しだと発表した。
破産することになったニュルブルクリンクだが、今後も同サーキットでレースが開催される可能性は残されているとドイツメディアは伝えた。
『Rhein Zeitung(ライン・ ツァイトゥン)』 紙はニュルブルクリンクの負債総額が数百万ユーロ(数億円)にのぼるとしている。