ルイス・ハミルトン(マクラーレン)をチームに迎えるにあたって、メルセデスAMGは大幅な予算増額を準備中だと、ドイツ『Bild(ビルト)』紙が報じている。
F1中国GPでニコ・ロズベルグが待望の1勝をあげた以外に結果をだしていない今季のメルセデスAMG。2013年にはミハエル・シューマッハに代えてハミルトンを起用すると決め、チーム予算をおよそ2億ユーロ(約206億円)に増額するという。
実に4,400万ユーロ(約45億円)も今年の予算から増やすとのことだ。
「新たに取締役となったニキ・ラウダ指揮のもと、緊縮財政の姿勢に歯止めがかかった形」と、記事は伝えている。
F1予算増額で影響を受けたのがDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)だ。ワークス仕様のマシンエントリーを8台から6台に減らすのも、そのひとつのようだ。
「(ダイムラー)グループもそのことは知っている。さもないとF1は戦えない」と、『Bild(ビルト)』は伝えている。
しかし同チームのノルベルト・ハウグ(メルセデスモータースポーツ副社長)は、次のように主張するのみだ。「30パーセントも予算を増やすなんてありえない」