フィアット・クライスラー・ジャパンは、アバルトブランド「500」のラインアップを刷新するとともに、新たに「595」シリーズを発売。今回発売となったのは、新型「500」、「595ツーリズモ」、「595Cツーリズモ」、「595コンペティツィオーネ」の4モデルで、いずれも1月11日(金)より販売が開始されており、価格は「500」が269万円、「595」シリーズは319万円から349万円となる。
新型「500」は、これまでの仕様や装備は継承しながらも、シートをレザーからファブリックに、エアコンをフルオートからマニュアルへダウングレードするなどの装備内容の見直しが行われ、アバルトラインアップ全体における新しいエントリーモデルとして位置づけられた。これにより、価格も30万円ほど引き下げられており、新規ユーザー層の開拓・拡大を図る狙いだ。
一方、新たに導入された「595」シリーズは、これまでの500および500Cのプレミアムコンパクトスポーツとしての位置づけを継承しながら、より充実した仕様・装備が施されたものとなっている。エンジン出力は160psに向上され、それに伴ってシャシーも強化された。また、パワートレインについてはすべてセミオートマチック・トランスミッションとされ、これまでマニュアル・トランスミッションのみの設定だった500に対し、より広範囲の顧客層へのアピールが可能となった。
「595」シリーズには、快適性と上質感を重視した「ツーリズモ」と、スポーツ性を重視した「コンペティツィオーネ」の2つのバリエーションが用意され、「ツーリズモ」には、カブリオレタイプの「595C」も設定されている。
<新型アバルト「500」、「595」のモデルと価格>
500/269万円
595ツーリズモ/319万円
595Cツーリズモ/349万円
595コンペティツィオーネ/339万円