メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンとチームCEOニック・フライに、離脱のうわさが出ている。
ニキ・ラウダが昨年9月にメルセデスAMGの非常勤役員に就任し、モータースポーツ責任者だったノルベルト・ハウグが昨年末勇退。ウィリアムズの役員であったトト・ヴォルフがハウグの後任に決まるなど、チーム首脳陣に大きな変化があったメルセデスAMG。『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』は、こうした人事の変化は、ブラウンとフライがチームを離脱しようとしていることの現れなのではないかと伝えた。
しかし、より離脱の可能性が高いのはフライのほうだ。というのは、21日(月)のメルセデスのプレスリリースには、「ロス・ブラウンと共に、ラウダとヴォルフが(チームの)運営に加わることになる」とあるからだ。
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』によると、メルセデスAMGの株式保有は、親会社のダイムラー60%、ヴォルフ30%、ラウダ10%になったという。
一方、ヴォルフはメルセデスに移ったものの、ウィリアムズの株は引き続き保有。『Autosprint(オートスプリント)』は、ターボエンジンに変わる2014年から、ウィリアムズがメルセデスエンジンになる可能性もあると伝えた。
ヴォルフの妻のスージー・ヴォルフは、今季もウィリアムズのテストドライバーを務める。
「夫のことはすごくうれしい」とスージーはツイッターに書いている。「コース上で彼と思いっきり戦うわ!」