ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は、現在のF1エンジンについて、メーカーによる長所・短所を比較するのに最も適した人物だ。
ヒュルケンベルグは、F1デビューした2010年にコスワースエンジンのウィリアムズに所属、1年あけて昨年は、メルセデスエンジンを使用するフォース・インディアで走った。
そして今年は、フェラーリエンジンのザウバーに移籍し、5日(火)にヘレス・サーキットで今年1回目のF1シーズン前テストに参加した。
エンジンの違いを挙げるよう求められたヒュルケンベルグは、こう話した。「メルセデスは、高速域のパワーが一番ある。でもフェラーリは、中速域がとてもいいんだ」
「どちらのエンジンもコスワースよりいいね」というヒュルケンベルグの言葉を『Speedweek(スピードウィーク)』が伝えている。「でも、(コスワースは)予選向けのセットアップではとても強かった」
「残念だけれど、満タンのときにあまり良くなかったんだ」