女性ドライバーのスージー・ヴォルフは、F1グリッドを目指して今後も一歩ずつ前進し続けることを誓った。
メルセデスの株主で役員でもあるトト・ヴォルフを夫に持つスージーは昨シーズン、ウィリアムズの開発ドライバーにすぎなかった。しかし、ウィリアムズは今年、スージーのプログラムを見直し、ウィリアムズの2013年型車FW35の初走行という大役に抜てきした。
スージーは、男性ドライバーが席巻する今日のF1グリッドに、女性ドライバーが近い将来加わることをF1の最高権威バーニー・エクレストンが「熱心に後押ししている」と明かすとともに、次の目標としてF1参戦に必要な「スーパーライセンス」の取得を挙げた。スーパーライセンスは、グランプリ開催中の走行に必須とされており、レースドライバーのみならず、リザーブドライバーにも取得が求められている。
「すべてが順調」と話すスージーは、ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に対し今後の目標を次のように語った。
「一歩ずつ着実に前進していると思うし、次の目標はもちろんスーパーライセンス獲得よ」
「いきなり“来年はグリッドにいたい”なんて言いたくないの」
「私のプランはライセンスを取得すること、クルマでもっと多くの時間を費やすこと、できる限りチームの力になること、そして一歩ずつ前へ進み続けることよ」