インディカー第6戦デトロイトの決勝レース2が2日(日)に行われ、シモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン)が優勝。後方からの追い上げを狙った佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は、クラッシュを喫して23位に終わった。
前日に第1レースを行い、この日第2レースが行われたデトロイト戦。第1レースに優勝していたマイク・コンウェイ(デイル・コイン・レーシング)がポールポジションからスタートしたが、2コーナーで発生した接触のためフルコースコーションとなった。
その後、9回トップが入れ替わり、フルコースコーションが合計6回という激戦に。28周目には10台以上が絡む多重クラッシュも発生。琢磨も24周目にクラッシュを喫していた。
結局、レースは6番手スタートのパジェノーが優勝。パジェノーにとってはインディでの初勝利となった。
この結果、琢磨はランキング6位に後退し、エリオ・カストロネベス(ペンスキー)がトップに立っている。しかし、琢磨とカストロネベスのポイント差は31ポイント。レース優勝で50ポイント獲得できることから、琢磨もタイトルを十分に狙える位置にいる。
そして、マニュファクチャラー部門ではホンダ勢が2連勝したことにより、トップのシボレーと2位につけるホンダのポイント差が3ポイントに縮まった。
【写真】インディ第6戦デトロイト決勝レース1
【順位表】インディ第6戦終了後ランキング