メルセデスAMGの役員トト・ヴォルフの妻であるとともに、ウィリアムズの女性テストドライバーであるスージー・ヴォルフが、女性でもF1で男性ドライバーと対等に戦えることを、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)を例にあげて主張している。
スージーは、F1レーサーとしてレースに出走するのに必要なスーパーライセンスを申請し、約20年ぶりの女性F1ドライバーとなることを目指して努力を続けている。
だが、スージーがこれまでフォーミュラカーのジュニアカテゴリーやDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)でのレース経験があり、F1の空力テストを行ったことがあるとはいっても、女性の場合は男性に比べて体力面で不利になるという声が聞かれるのも事実だ。
だが、スージーはイギリスの『Observer(オブザーバー)』紙に対し、「セバスチャン・ベッテルの体形を見てみてください。彼が大男で、筋肉もりもりに見えますか?」と語り、次のように続けた。
「女性が男性に比べて30パーセントほど筋肉が少ないことは知っています。ですから、DTMでは激しいトレーニングもしました」
「でも、私は小さいころからカートをしていましたし、年を追うごとに、私の身体はきちんと強くなってきていました」