シボレーが、シボレー・ブランドのフラグシップ・スポーツカーである「シボレー コルベット」が生誕60周年を迎えたことを発表した。
クリス・ペリー(シボレーのマーケティング担当副社長)
「過去60年間、シボレー コルベットは、映画スター、ミュージシャンをはじめ、宇宙飛行士に選ばれるスポーツカーとして、アメリカ文化そのものです。シボレー コルベットは、デザイン、テクノロジー、パフォーマンスにおいて、時代の最先端であり続けています」
シボレー コルベットの60年の歴史
シボレー コルベットは、世界で最も長く継続して生産されているスポーツカーです
シボレー コルベットは、60年前の1953年1月17日に、米国・ニューヨークで開催されたゼネラルモーターズの“モトラマ”ショーで、コンセプトカーとしてデビューし、6月30日に300台の限定生産がはじまりました。
1953年のモデルは、全て赤色のインテリアとポロホワイトで、3,498ドルで販売されました。その後、2006年に、3台目に生産された1953年式のシボレー コルベットは、オークションで、106万ドルで落札されました。
シボレー コルベットは、1955年まで、直列6気筒エンジンでしたが、その後、60年の歴史のうち、57年にわたって、スモールブロックV8を標準エンジンとして搭載しています。
シボレー コルベットは、最初の10年間、コンバーチブル・モデルとして生産されました。1963年、固定式屋根(クーペ・スタイル)として、第2世代のシボレー コルベットが発表されました。これにより、販売台数が倍増し、寒い季節でも走れるクルマとなりました。
1953年6月30日のデビュー以降、約156万台のシボレー コルベットが生産されています1977年に、50万台目、1992年には100万台目、2009年には150万代目のシボレー コルベットが生産されました。
シボレー コルベットは、これまで、ミシガン州フリント工場(1953年)、ミズーリ州セントルイス工場(1954年~1981年)、ケンタッキー州ボウリング・グリーン工場(1981年~2014年)で生産されています。
1983年のシボレー コルベットは、44台の試作車が生産されただけで、市販モデルは存在しませんでした。この年、新しい第4世代のシボレー コルベットの生産ラインを立ち上げるため、1983年型はスキップされました。現在、44台の試作車モデルのうち、1台だけがボウリング・グリーンのナショナル・コルベット・ミウジアムで展示されています。
(GMプレスリリースより抜粋)