レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、オーストリアGPが2014年シーズンからF1に復活するにあたっては多くの困難が待ち受けているとの報道を一蹴した。
かつてA1リンクと呼ばれた現レッドブルリンクでのオーストリアGP開催契約は、レッドブル総帥ディートリッヒ・マテシッツとF1ボスのバーニー・エクレストンの間で合意に至っている。
しかし、実際にレースを行うには環境影響調査、騒音検査合格、そして1日あたりの観客数を40,000人以上にすることが求められる。
しかしマルコは、「難しい問題などひとつもないと思っている」と自信を見せる。
ハンガロリンクで開かれたチーム代表会議では、来年のレース数を年間20戦以上にするべきか否かについて議論が紛糾した。
オーストリア、ロシア、ニュージャージーの3つがすでに開催地として決定しているが、このままでは現行の開催地のうち2ヶ所での開催を見送る必要がある。
パドックから流れてくるうわさによると、インドと韓国が開催中止の筆頭候補に挙がっているという。
マルコは『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』に「アジアには印象的なサーキットが多くあるが、雰囲気に欠ける」と語っている。