ダイハツは、「タント」をフルモデルチェンジし、3日(木)に発売した。価格は117万円から175万1,000円までとなる。
今回のフルモデルチェンジでは、ミライースで培った「低燃費」「低価格」という軽の本質をベースに、車両特性に合わせた付加価値が追及されている。助手席のスライド幅を従来比10cm拡張し、38cmのロングスライド化を実現。後席下部の出っ張り部分をなくし、広大なフラットスペースを確保したことでA型ベビーカーをたたまずに収納できるほか、大型ダンボール箱やビールケースも積載可能に。さらに、軽ナンバー1のフロント/リヤヘッドクリアランス、ヘッダ距離、前後乗員間距離を実現することで、ゆとりある室内空間が実現された。
また、両側スライドドアの採用により、隣の車両との距離が近い駐車場などの狭い場所でも横のクルマや壁とドアがぶつかる心配がなく、子供も安心して乗り降りが可能となった。一部グレードには両側パワースライドドアが標準装備され、カードキーや運転席スイッチなどで楽にスライドドアを開閉できるなど、使い勝手も大きく改善されている。
デザイン面では、立体的なフロントまわりとバンパー造形で質感を向上。バックドアレリーフとLEDリヤコンビランプをリンクしワイド感を表現するとともに、メリハリのある凹凸と丸みのあるドア断面を持つユニークなスタイリングとされた。また、「タントカスタム」では、大型グリル、LEDヘッドランプ、大型ルーフエンドスポイラーなどで先進感と存在感を表現。RSグレードにはイルミネーショングリルと15インチ切削アルミホイールも採用され、最上級感が演出されている。
インテリアは、センターメーターによるフラットなインパネとすることで広々としたイメージを実現。メーターは見やすいエリア、距離に配置されるとともに、大きな文字とすることで視認性も向上されている。「タントカスタム」では、インパネセンター部にピアノブラック加飾とシルバー加飾が施されたほか、円形ホーンパッドとシルバー加飾スポークが採用されたステアリングや専用表皮を使用した大型ソファ風のベンチシートにより上質感がさらに高められた。
そのほか、28.0km/Lの低燃費実現により全車エコカー減税「免税」レベルを達成したほか、外板樹脂化による空力性能の飛躍的な進化や歩行者保護性能の向上も実現されている。
<新型「タント」のモデル/価格(駆動方式)>
L/117万円(FF)・129万1,000円(4WD)
L「SA」/122万円(FF)・134万1,000円(4WD)
X/130万円(FF)・142万1,000円(4WD)
X「SA」/135万円(FF)・147万1,000円(4WD)
G/141万円(FF)・153万1,000円(4WD)
G「SA」/146万円(FF)・158万1,000円(4WD)
カスタムX/147万円(FF)・159万1,000円(4WD)
カスタムX「SA」/152万円(FF)・164万1,000円(4WD)
カスタムRS/158万円(FF)・170万1,000円(4WD)
カスタムRS「SA」/163万円(FF)・175万1,000円(4WD)
※全車アイドリングストップ機能付
※「SA」にはスマートアシスト付
※トランスミッションはいずれもCVT
※RSはターボエンジン搭載