カタールとの協働の成果をあげることが、自分にとって「最後の大きな願い」だ、とウィリアムズのチーム代表であるフランク・ウィリアムズが22日(火)に認めた。
2年前、ウィリアムズはカタールにウィリアムズ・テクノロジー・センターを発足させた。これは、カタール王族との協力関係のもとにF1で培った技術開発を進め、商業化することを目的としたものだ。
71歳になったウィリアムズはいまだチーム代表の座にあるものの、その多くの職務を娘であり現チーム副代表であるクレアに引き継がせている。
だが、ウィリアムズは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、F1の政治的な面に関することや、FIA(国際自動車連盟)、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンとの連絡業務などについては、まだ自身が対処していると語った。
そして、ウィリアムズは次のように続けた。
「私の最後の大きな望みは、カタールとの協力関係を結実させることだ」
ウィリアムズは、カタールとの関係を、アルビラド、サウジアラビア航空、TAGなどのアラブ系スポンサーの支援を受けてトップチームへと駆け上った70年代終盤になぞらえて次のように続けた。
「それと同じことを今はカタールとやりたいと思っている。私はこれに3年間取り組んできた」
「サウジアラビアの人たちと一緒にやってきた経験から、忍耐が重要な役割を占めるということは分かっている」