インターネット通販大手のAmazonジャパンが、中古車の販売を6月3日(火)より開始した。中古車販売事業者の株式会社ネクステージがAmazonに出店して販売を行うもので、需要の高い軽自動車、コンパクトカーを中心に国内のすべてのメーカーからまず約200台が準備される。
価格は、33万円、44万円、55万円の3つに統一。登録諸費用・納車整備料・重量税・消費税・自賠責保険料といった諸経費を含む総額を明示することで、購入者にとって分かりやすい仕組みが目指されている。
取り扱われるのは修復歴(事故歴)のない車のみとなり、品質を徹底して追求し、内外装のコンディションはもちろん車体品質情報は統一形式で詳細に提示されることになっている。また、タイヤ、ブレーキパッド、バッテリー、エンジンオイルやワイパーブレードなどの主要消耗品8パーツはすべて新品に交換され、車体を直接見なくても安心してオンライン購入できるように配慮される。また、1年間メーカー基準同等の保証も提供され、納車後1週間以内であれば返品も受けつける。
納車は、軽自動車では最短1週間、普通自動車は最短2週間となり、エリア限定ながら自宅までの配送も無料で行う。現時点では無料になるエリアは配送地域区分の「関東」「中部」「関西」に該当する地域に限定されており、そのほかの地域は配送料が発生する。
これまで、ネット通販は中古車販売にはそぐわないと言われていたが、今回Amazonが中古車のネット販売に踏み込んだことで、中古車選びに新たな流れが起こるきっかけとなるかもしれない。