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モントーヤが復帰初勝利。佐藤琢磨は無念のリタイア/インディカー第11戦(ポコノ)

2014年07月07日(月)16:31 pm

ペンシルベニア州ロングポンドのポコノ・レースウエイで現地時間7月6日(日)に開催されたインディカー・シリーズ第11戦ポコノ・インディカー500で、かつて2001年から2006年までウィリアムズ、マクラーレンで活躍した元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)が優勝を飾った。日本人ドライバーの佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は予選4番手からのスタートだったが、レース序盤に電気系トラブルが発生し、またもリタイアに終わった。

優勝したコロンビア人ドライバーのモントーヤは、1999年に現在のインディカーの前身のひとつであるCARTシリーズに参戦し、デビューイヤーにチャンピオンに輝いている。翌2000年には伝統のインディ500を制し、2001年にウィリアムズからF1デビューを果たす。2005年から2006年シーズン途中までキミ・ライコネン(現フェラーリ)のチームメートとしてマクラーレンから出走。翌2007年からはアメリカのNASCARシリーズに参戦。そして今年はインディカーの名門チームであるチーム・ペンスキーに移籍し、8年ぶりにフォーミュラカーでのレースシリーズに復帰していた。

モントーヤのフォーミュラカーでの優勝は、2005年のF1ブラジルGP以来。アメリカのフォーミュラカー・レースでの優勝は2000年のセントルイス以来14年ぶりとなる。

現在唯一の日本人インディカードライバーである琢磨は、プラクティス走行から好調ぶりをアピールし、予選では4番手につけ、決勝は3台が横に並んでのスタートで2列目インサイドからスタートとなった。レース開始早々はやや順位を落としながらも順調に走行を続けていた琢磨だったが、200周で争われるレースが25周目を迎えたところで突然スローダウン。ガレージへ戻して修理を試みるもクルマは復活せず、そのまま4戦連続でのリタイアでレースを終えることとなった。レースを終えた琢磨は、次のように語った。

佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)
「残念な終わり方になってしまいました。スピードはありましたが、レースの非常に早い段階でトラブルが発生してしまいました。それを解決することはできず、もうコースへ復帰することはできませんでした。すべて順調に進んでいるように見えましたし、クルマの調子もよかったんです。トラフィックの中では、少し苦しめられました。恐らくダウンフォースが足りなかったのだと思いますが、少しスライドを起こしていました。前がクリアな状態となったときにはスピードを保つことができていましたし、リーダーと同じペースで走ることができていました。長いレースでしたから保守的に臨んでいましたが、かなり調子はよかったです」

■インディカー・シリーズ第11戦「ポコノ・インディカー500」のトップ3
1. ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)
2. エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)
3. カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポーツ)

次戦インディカー第12戦「アイオワコーン・インディ300」は、アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウエイにおいて現地時間7月12日(土)に決勝が行われる。

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