フェラーリは、来るパリ・モーターショー(10月4日~19日)にて、特別限定モデルである「458スペチアーレA」を発表する。
このモデルは「458」によるWEC(FIA世界耐久選手権)でのダブルタイトル受賞や、ル・マン24時間耐久レース、デイトナ24時間レース、セブリング12時間レースなど、伝統的なレースにおけるカテゴリー優勝をはじめとする、数々のサーキットでの勝利を記念して設定されるもの。
世界限定499台で発売が予定されるこの「458スペチアーレA」のエクステリアは、独自の3層イエローのボディーカラーにブルーナートおよびビアンコアヴュスのセンターストライプがあしらわれ、足元にはグリジォ・コルサの5スポーク鍛造ホイールを装着。インテリアでは、レーシングカーにインスパイアされた特別仕様のコックピットとされ、軽量かつエクスクルーシブな素材が至る所に採用され、洗練されたフェラーリ職人技により仕上げられている。
最高出力605PS、最大トルク540Nmを発生するエンジン、フロントおよびリアのアクティブエアロダイナミクス、10種類のアルミ合金を含有したシャシー剛性、どのようなドライビング・コンディションでも最高のスポーツ・ドライビングを可能にするサイド・スリップ・アングル・コントロール(SSC)などによる優れた動力性能を誇るとともに、たった14秒で開閉可能なアルミ製リトラクタブルハードトップを備えることでドライビングプレジャーに満ちたモデルとされながらも、クーペモデルに比べ50kgの重量アップに抑えられている。これにより、0-100kmをわずか3秒で達成。フェラーリがこれまでに生産したV8自然吸気エンジン搭載ロードカーにおいて最もパワフルなモデルとなっている。
<フェラーリ「458スペチアーレA」主要諸元>
エンジン形式:90度V8
総排気量:4,497cc
最高出力:605PS/9,000rpm
最大トルク:540Nm/6,000rpm
車両重量(乾燥重量):1,340kg
パワーウェイトレシオ:2.21kg/PS
パフォーマンス(0-100km/h 3.0秒、0-200km/h 9.5秒)
CO2排出量:275gr/km