厳しい財政状況に置かれており、場合によっては2015年の開幕戦出場も危ぶまれるのではないかと言われていたフォース・インディアだが、19日(木)から今年2回目の合同テストが行われるバルセロナに姿を見せている。
だが、うわさによれば、エンジンサプライヤーであるメルセデスへの支払いに便宜を図ってもらう見返りとして、メルセデスAMGの控えドライバーである20歳のパスカル・ヴェアラインを今週のテストで走行させることになると言われている。
さらに、フォース・インディアに関しては、2015年型車VJM08のカラーリングに新たに銀色を加えたのはメルセデスとの関係をより強化するためだったのではないかとのうわさまでささやかれている。
だが、チームオーナー兼代表であるビジェイ・マリヤはこれを否定し、次のように語った。
「我々はこれまで白をベースとして色を組み合わせるという方針を持っており、そこにインド国旗の色を取り入れていた」
スペイン語のデジタルメディアである『Fast Mag(ファースト・マグ)』にそう語ったマリヤは、次のように続けた。
「だが、我々としてはもっと攻撃的なものにしたいと考えた。だから、基本色を白から黒に変えたんだ」
さらにマリヤは、2015年型車に銀色が採用されたのはメルセデスとは何の関係もないと次のように主張している。
「確かに、我々は彼らのエンジンを使っている。だが、それ(銀色)はシルバーアロー(メルセデスのレーシングカーの愛称)とは何の関係もないよ。そういうふうに言っている人たちもいるがね」
そう語ったマリヤだが、銀色のシルバーアローにあやかりたいという気持ちがあることも隠していない。
「彼らのように勝利を収められることを願っているよ!」とマリヤは付け加えた。