今週末の2015年F1開幕戦オーストラリアGPからギド・ヴァン・デル・ガルデを起用せよとメルボルンの裁判所に命じられた、ザウバー。同チームはただちに控訴した。
11日(水)、メルボルンの最高裁判所は、ザウバーと交わした2015年の契約は有効なのに解雇されたと訴え出たヴァン・デル・ガルデの主張を認め、原告の勝訴とした。
クロフト判事は、次のように述べた。「被告(ザウバー)とドライバー2人(マーカス・エリクソンとフェリペ・ナスル)の言い分は却下する」
その結果、ヴァン・デル・ガルデのオーストラリアGP出場はチームの「義務」となった。
裁判でザウバーは、ナスルあるいはエリクソン用に準備したマシンをヴァン・デル・ガルデが安全に乗れるように改造するには時間が足らないと主張した。
「私たちチーム、あるいはコース上にいる他のドライバーを危険にさらす真似はできません」。チームCEOで共同オーナー、さらには弁護士資格を持つモニシャ・カルテンボーンは、マスコミ声明で以上のように語った。
ザウバー控訴審の審理は11日(水)午後に予定された。