マノー・マルシャが、F1マレーシアGP(29日決勝)が行われるセパン・インターナショナル・サーキットのガレージで、今年初めてエンジンに火を入れた。
開幕戦オーストラリアGPではついに一度もエンジン音を響かせることもなく終わったマノー・マルシャは、本当にレースをする意図があるのかという疑念にさらされていた。
統括団体であるFIA(国際自動車連盟)からは事情聴取を受け、F1最高責任者のバーニー・エクレストンからも強い非難を受けたチームだが、もしマレーシアでも走行できなければ、今後の参戦資格も取り消されるのではないかとのうわさもささやかれている。
だが、マノー・マルシャは26日(木)の夕方にセパンからツイッターで次のようなメッセージを発信した。
「我々のガレージとフェラーリのパワートレインから美しい音楽が聞こえている。予定していた始動を完了することができた」
今週末を迎えるにあたり、チーム代表のジョン・ブースはメディアに対してマノー・マルシャが今週末サーキットで走行するのは「100パーセント確実」だと語っていた。
マレーシアでドライバーを務めることになるロベルト・メルヒも次のように語った。
「再び完全に運用できるようにするためにどれほどの作業が費やされたかを知っているし、ついにホイールが回転するのを見るのは誰にとってもすごくうれしいものとなるだろうね」