【インディカー開幕戦】元F1モントーヤ優勝 佐藤琢磨はホンダ勢予選トップから接触
29日（日本時間30日）にフロリダ州のセントピーターズバーグ市街地特設コースにおいて2015年インディカー・シリーズ開幕戦「ファイアストン・グランプリ・オブ・セントピーターズバーグ」の決勝が行われ、かつてウィリアムズやマクラーレンで活躍した元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤ（チーム・ペンスキー）が優勝した。
唯一の日本人ドライバーである佐藤琢磨（AJフォイト・レーシング）は、予選でホンダエンジン勢トップの5番グリッドを確保、一時は4番手まで順位を上げるものの、他車との接触により順位を下げ、13位でフィニッシュした。
全24台により110周で争われた開幕戦決勝は、名門チーム・ペンスキー所属の4人がすべて5位以内に入るという強さを見せた。また、上位6台をシボレーエンジン搭載車が占め、ホンダエンジン搭載車の最上位はアンドレッティ・オートスポーツのライアン・ハンターレイの7位だった。
＜インディカー開幕戦トップ5＞
優勝／ファン・パブロ・モントーヤ（チーム・ペンスキー）
2位／ウィル・パワー（チーム・ペンスキー）
3位／トニー・カナーン（チップ・ガナッシ・レーシング）
4位／エリオ・カストロネベス（チーム・ペンスキー）
5位／シモン・パジェノー（チーム・ペンスキー）
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13位／佐藤琢磨（AJフォイト・レーシング）
開幕戦を終えた琢磨は、次のようにコメントした。
■佐藤琢磨
「予選5番手からのスタートだったので、13位という結果は本当に残念です。新しいエアロキットを使ってのレースでマシンをまずまずのレベルに仕上げることはできていたと思いますが、フロントウイングを壊してしまったあとは、もうスペアがなかったために他チームからウイングを借りて走るしかなく、そのウイングが自分たちと異なるセッティングになっていたために空力バランスの崩れたマシンで走り続けることを余儀なくされました。それでも終盤には何台かをコース上でのバトルでパスすることができました。第2戦はニューオリンズ。新しいコースでのレースはとても楽しみです。自分たちの力を出しきったレースを戦いたいと思います」
インディカー第2戦はルイジアナ州ニューオリンズのノラ・モータースポーツ・パークで現地時間4月12日（日）に決勝が行われる。
※佐藤琢磨のコメントはホンダのリリースより。
