マノー・マルシャが今シーズン中にも2015年型車の実戦投入を目指しているという。
経営破たんした旧マルシャから生まれ変わった同チームだが、今季F1緒戦オーストラリアGPはマシンを動かすことさえできず、続くマレーシアGPでは走行距離もラップタイムも伸び悩んだ。
そして迎える今週末の第3戦中国GP、彼らはまたしても苦戦を予想している。今季規則に適応するため2014年型車を改造した急場しのぎのマシンでは、予選107パーセントのタイムをクリアするのは難しい。
そこでマノー・マルシャは、2015年型車の開発に取りかかったのだという。
上海に降り立ったチーム代表ジョン・ブースは、次のように話す。「セパンのレースを完走したおかげで、2015年の開発プログラムを着手するに十分なデータを収集できた」
中国GPに向けて彼らは、三たびロベルト・メリーを起用。一方、マシントラブルでマレーシアGPの予選出走を見合わせたウィル・スティーブンスは、三度目の正直で、2015年初決勝グリッドを狙う。
スティーブンスは、次のように話している。「(マレーシアのレースで)ロベルトが集めたデータは、チームの役に立っている。よかったよ。今週末を皮切りに、いいリズムに乗りたいものだ」