フェラーリでキミ・ライコネンを継ぐ者はダニエル・リカルド(レッドブル)しかいない。
以上のようにスペイン『Marca(マルカ)』紙に話すのは、ロベルト・メリー(マノー・マルシャ)だ。
ついでに自分も候補に上がったらいいのにと言って笑うメリーだが、実際にはバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)がライコネンのシートから最短距離にいる。
「ボッタスはかなりのやり手だ」と話すF1ルーキーのメリー。「でもレースでは、たまに小さなミスをする」
「たびたびフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)に負けるのも気になるところだ」とメリー。「でも彼が優れたドライバーなのは間違いない」
もしメリーに決定権があるとしたら?彼はリカルドをフェラーリの次期ドライバーに選ぶ。
「彼はフェラーリに必要とされるすべてを備えている。イタリア系の祖先を持ち、ことばも少し話せる。とても気さくな人柄で、マシンさえよければいい成績を残せる。昨年のレッドブルのようにね」とメリーは言う。
「フェラーリにぴったりだと思うよ」
だが、リカルドが2016年、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)のチームメート第一候補でないのはメリーも承知している。
「去年、ベッテルは彼(リカルド)に敗れた。そんなリカルドをベッテルが好んでチームメートにするかといえば、僕はそう思わない。でもフェラーリにとってはいい組み合わせじゃないかな」