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インディカーで重大事故発生、ウィルソン重体

2015年08月24日(月)13:44 pm

23日(日)、米ペンシルバニア州ポコノ・レースウェイで行われたベライゾン・インディカーシリーズ「ABCサプライ500」決勝180周目、トップを走っていたセイジ・カラム(チップ・ガナッシ・レーシング)が単独クラッシュ。マシンの破片が後方を走っていたジャスティン・ウィルソン(アンドレッティ・オートスポート)のヘルメットを直撃した。ウィルソンは空路、病院に運ばれたが意識不明の重体だ。

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全長約4キロのオーバルを200周するレースはこの日、12回も黄旗が出て参加24台中完走は12台と、大荒れ。優勝はウィルソンのチームメート、ライアン・ハンター=レイ。佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は6位フィニッシュした。

■佐藤琢磨
「過去2年の経験からポコノは得意のコースと分かっていましたが、今日は出だしからタイヤグリップとバランスに苦しみました。そこでレース中盤、思い切ってダウンフォースを増したのです。20台ものマシンが前を走っていたので、乱気流がものすごかったです」

「上位に届くと、こんどはダウンフォースを減らす必要が出ました。前のクルマはどれも直線が異常に速く、私たちは最後、太刀打ちできませんでした」

「レース最後の再スタートで(ギャビー)チャベスを抜き、一瞬トップに出ましたが、抜き返されました。彼のほうがダウンフォースは少なく、どうしても踏ん張れませんでした。チームの皆が素晴らしい仕事をして勝利にチャレンジする位置まで来たというのに、残念です」

「6位フィニッシュは好結果ですが、もうすぐで勝利に手が届いただけに残念な気持ちのほうが大きいです。ですが、チームを応援してくれるだけでなく、大会スポンサーにもなったABCサプライに感謝します」

「ジャスティン(ウィルソン)が大きな事故に遭ったと聞きました。彼の無事を願います。いま現在、彼の状態がどうなのか分かりませんが、一刻も早く回復しますように」

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