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【フォーミュラE決勝速報】ディ・グラッシが優勝 チームアグリはトラブル発生も6位/第2戦プトラジャヤ

2015年11月07日(土)16:09 pm

フォーミュラEのセカンドシーズン第2戦決勝がマレーシアのプトラジャヤで7日(土)の14時(日本時間15時)から行われ、元F1ドライバーのルーカス・ディ・グラッシ(ABTシェフラー・アウディ)が優勝した。

マレーシアの首都クアラルンプールの南約25kmに位置するプトラジャヤに設けられた全長2.5kmの市街地コースを33周で争われた決勝は、開幕戦に続きトゥルーリのクルマが間に合わず、9チーム18台による戦いとなった。

スタート直前に予選2番手だったステファン・サラザン(ベンチュリ)のクルマがスタートできずに最後尾スタートになるというハプニングが発生。スタート直後には中団で数台のクルマがからむクラッシュが発生。これでジャン-エリック・ベルニュ(DSヴァージン)が早々とリタイアに。

レース序盤は開幕戦から2戦連続でポールポジションを獲得したセバスチャン・ブエミ(ルノーeダムス)が順調にリードを広げていく。サラザンのトラブルにより実質的に3番手からスタートしたチームアグリのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタもニコラ・プロスト(ルノーeダムス)の追い上げをかわしながら順位を守る。

5周目にオリバー・ターベイ(ネクストEV TCR)が単独クラッシュ。これでセーフティカーが導入される。レース再開後、9周目に4番手を走行していたプロストがダ・コスタをとらえ、3番手に浮上。ブエミは2番手のロイック・デュバル(ドラゴン)との差を広げていく。

しかし、15周目に入ったところでブエミが突然のスローダウン。ブエミはここでなんとかピットまでたどり着き、フォーミュラE独自のルールであるクルマの乗り換えを行う。

17周目にトップ集団も立て続けにピットインを行う。このピットインの間に実質的な順位はプロスト、ダ・コスタ、ディ・グラッシと変わる。しかし、ダ・コスタは19周目にディ・グラッシにかわされ3番手に後退。ブエミは9番手を走行する。

23周目にディ・グラッシがプロストをとらえて首位に立つ。25周目にはダ・コスタもプロストを追い抜き2番手に浮上する。ところがその直後にダ・コスタにソフトウエアトラブルと思われる異常が発生、ダ・コスタは時折コース上にストップしながらどんどん順位を落とす。

プロストもペースが上がらず、ロイック・デュバルとジェローム・ダンブロシオのドラゴン勢にもかわされると、その後もどんどん順位を落としていく。しかし、30周目にはデュバルもトラブルに見舞われストップ。終盤にはこのほかにもトラブルやクラッシュが多発し、めまぐるしく順位が変わっていく。

結局、6番手からスタートしたディ・グラッシが先頭でチェッカーフラッグを受け、セカンドシーズンでの初優勝を遂げた。2位はサム・バード(DSヴァージン)、3位はロビン・フラインス(アンドレッティ)だった。

鈴木亜久里率いる日本のチームアグリは、トラブルに見舞われながらもダ・コスタが6位でフィニッシュ。チームメートのナタナエル・ベルトンは15位だった。

■フォーミュラE第2戦決勝結果<暫定順位>
1 ルーカス・ディ・グラッシ(ABTシェフラー・アウディ)
2 サム・バード(DSヴァージン)
3 ロビン・フラインス(アンドレッティ)
4 ステファン・サラザン(ベンチュリ)
5 ブルーノ・セナ(マヒンドラ)
6 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(チームアグリ)
7 ダニエル・アプト(ABTシェフラー・アウディ)
8 ネルソン・ピケJr(ネクストEV TCR)
9 ニック・ハイドフェルド(マヒンドラ)
10 ニコラ・プロスト(ルノーeダムス)
11 ジャック・ビルヌーブ(ベンチュリ)
12 セバスチャン・ブエミ(ルノーeダムス)
13 シモーナ・デ・シルベストロ(アンドレッティ)
14 ジェローム・ダンブロシオ(ドラゴン)
15 ナタナエル・ベルトン(チームアグリ)
16 ロイック・デュバル(ドラゴン)
17 オリバー・ターベイ(ネクストEV TCR)
18 ジャン-エリック・ベルニュ(DSヴァージン)

フォーミュラEセカンドシーズン第3戦は、ウルグアイのプンタ・デル・エステで12月19日(土)に行われる。

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