2016年から再びフルワークス体制でF1への挑戦を行うことになったルノーだが、その新体制に関する詳細はもうしばらく待たないと分からないようだ。
ルノーとロータスは21日(月)に声明を発表し、ルノーによるロータス買収手続きが18日(金)に完了したことを明らかにしている。
ルノーの声明には、「技術チームは2月下旬にバルセロナで行われるテストで使用する2016年型車の準備をうまく進めている」と書かれている。
だが、その他の重要な事項に関しては、まだ発表されてはいない。
ルノーは、ルノーのモータースポーツ部門であるルノー・スポールのジェローム・ストール会長や、今季までルノーのF1プロジェクトの実行責任者であったシリル・アビテブールもマネジングディレクターとしてチーム運営にかかわることをほのめかしている。
だが、かつて4度F1チャンピオンになったアラン・プロストと、現在GP2に参戦しているARTグランプリの創設者フレデリック・ヴァスールがチーム運営に深く関与することになるとうわさされているものの、まだその詳細は明らかとされていない。
さらに、ロータスがすでに2016年にドライバー契約を結んでいるパストール・マルドナードとジョリオン・パーマーがそのまま新ルノーチームでもドライバーを務めることになるのかどうかもまだ不透明な状態だ。
少し前までは、ルノーの最高経営責任者であるカルロス・ゴーンが年明け早々に詳細を発表することになると伝えられていた。だが、今回のルノーの声明には次のように書かれている。
「新チームの名称、マネジメント体制、チームパートナーなどの詳細に関しては2月にパリで開催されるイベントにおいて発表されることになる」