アルファロメオがF1に参入するためには、現在すでにF1で戦っているほかのチームと提携することが必要だ。
そう語ったのは、フェラーリやアルファロメオを傘下に置くフィアット・クライスラーの最高経営責任者を務めるセルジオ・マルキオンネだ。
フェラーリの会長も兼務するマルキオンネは昨年末、現在のF1シリーズがスタートした1950年にジュゼッペ・ファリーナが初代チャンピオンとなったときに乗っていたアルファロメオがF1に復活することになるかもしれないと示唆していた。
4日(月)にはミラノの証券取引所でフェラーリの株式が公開されたが、その際マルキオンネはアルファロメオのF1復帰について「間違いなく可能だ」と語り、次のように続けた。
「どうやってそれを実現するかは、まだ様子を見る必要がある。ほかのチームのサポートがない状態でアルファロメオが復帰するのは難しいだろう」
「まず、我々は新型車ジュリア(市販車)の投入に集中している。だが、F1との関係においては、それは理想的なことだ」
そう語ったマルキオンネは、ほかの自動車会社もF1参入を検討すべきだと次のように付け加えた。
「私はドイツの企業(BMW)が2008年から2009年シーズンに去ってしまったのは間違いだったと思っている。個人的に、私はすべてのメーカーに対してF1に参入することを奨励するよ」
ともあれ、マルキオンネが言うように現存F1チームとの提携によってアルファロメオのF1復活を進めるとなれば、その候補としてはアストンマーチンとの提携話が白紙となったフォース・インディアや、かつてBMWのワークスチームとなっていたこともあるザウバー、さらには現在レッドブルのジュニアチームながら2016年からはフェラーリエンジンを搭載することになるイタリアのトロロッソが有力な候補となってきそうだ。
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