ウィリアムズは19日(金)、来週22日(月)からバルセロナでスタートするF1公式シーズン前テストに先駆けて2016年型車FW38を発表した。
基本的には昨年のFW37をベースとする発展型となるFW38は、細かな空力パーツなどの形状変更は認められるものの、全体的にはそれほど大きく変わってはいないようだ。カラーリングも昨年とほとんど変わらず、大きなイメージの変化はないと言える。
ウィリアムズのチーム設立者であり、現在もチーム代表を務めるフランク・ウィリアムズは、FW38発表にあたって次のように抱負を述べている。
「ウィリアムズは、過去2シーズンにおいていずれも(チーム別)選手権で3位に入っており、トップ争いができるチームとしての地位を固めてきている。今のこの位置にとどまり続けること自体も難しい挑戦となるが、我々はこれからも改善を続けていく決意をしている。なぜなら、勝利できなければ満足もないからだ」
「我々は最初のレースに備え、自分たちのパッケージを研究し、さらに洗練されたものにするためにここ数週間にわたって忙しくテストを行ってきた。自分たちが実際にどういう位置を占めるかということに関しては、メルボルン(開幕戦オーストラリアGP/3月20日決勝)まで待つしかない。だが、私は冬の間に行ったハードワークの成果がいい形で現れるという自信を持っている」
22日(月)からスペインのバルセロナで今年最初のF1公式シーズン前テストが始まるが、ウィリアムズでは初日と2日目はバルテリ・ボッタスが、3日目と4日目をフェリペ・マッサがこのFW38のステアリングを握ることになっている。
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