マクラーレンは、スイスの高級腕時計ブランドであるリシャール・ミルとのスポンサー契約を発表した。
リシャール・ミルは、2001年に設立された比較的若いブランドだが、「腕時計のF1」をコンセプトに個性的な意匠で知られ、その価格は数百万から一千万円と超高額だ。
マクラーレンは30年にわたってタグ・ホイヤーをスポンサーにしてきたが、タグ・ホイヤーは2015年からレッドブルのスポンサーとなり、エンジン名として使われている。
CEOのリシャール・ミルは、次のように語る。
「マクラーレン・ホンダとの新たなパートナーシップを発表することができ、非常にうれしく、誇らしく思っている」
「マクラーレンは50年間にわたってF1レースの頂点に存在し、継続的な技術革新とディテールへの徹底したこだわり、そしてレースにおける成功で高い評価を確立してきた。それは、リシャール・ミル・ブランドの哲学と完ぺきに一致する」
マクラーレン会長のロン・デニスは、次のように語っている。
「この15年間、リシャール・ミル・ブランドを築き上げてきたリシャールとそのチームを、私は静かな敬意をもって見守ってきた。これほど短期間に腕時計メーカーの前衛的な世界でその名を確立したことは驚異的な成功であり、彼のビジョンと志を証明している」
「リシャール・ミルがマクラーレンと10年のパートナーシップを結んだことは、長期的契約の価値と、共に成長し発展していく恩恵を、双方が重視している証だ」