来シーズン、マクラーレンからF1フル参戦を果たすストフェル・バンドーンは、2017年のルール変更が自分にとって有利に働く可能性もあると話している。
2017年、マクラーレンの正ドライバーはバンドーンとフェルナンド・アロンソだが、ジェンソン・バトンも新たに2年契約を結んでチームに残る。チームが必要だと判断した場合はバトンが出走する可能性もあると伝えられている。
■3人体制はプレッシャーではない
F1公式サイトのインタビューで、3人体制はプレッシャーではないかと聞かれると、バンドーンは否定し、次のように語った。
「僕はマクラーレンと長期契約を結んでいる」
「確かに特別な体制だ。でも、最善の方法だと思う。僕とフェルナンドがレースをする。さらにジェンソンも確保できるんだから」
「今のF1で最も経験あるドライバーだ。その彼がチームにかかわる。シミュレーターに乗ったり、何度かレースに来たりしてね」
■ルール変更は自分にとってチャンス
2017年からF1は車両規格が大きく変わり、タイヤの幅が広がって、ダウンフォースが大幅に増える見込みだ。
シーズン前のテスト以外に走行する機会を設けるかと聞かれると、「そういう計画はない」とバンドーンは答えた。
経験が少ないことは不利ではないかという質問には、バンドーンはこう答えている。
「僕にとっては、いいパフォーマンスをするチャンスなんじゃないかな。以前のF1カーの経験が“荷物”にならないから」
「そうは言っても、F1ドライバーは全員がすごい才能の持ち主だから、どんな変化も即座に吸収して自分のものにするだろう」
「だけど、考えてみると、来年大きな変化が起きるのは、僕にとってちょっと有利に働くかもしれないよね」