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【公式発表】ザウバー、エリクソンとの契約を延長 もうひとつのシートには誰が?

2016年11月21日(月)21:00 pm

ザウバーは21日(月)、2017年シーズンに向け、スウェーデン出身ドライバーであるマーカス・エリクソン(26)との契約を延長したことを正式に発表した。

チームが出した声明には、もうひとつのシートに誰が座ることになるのかは追って発表するとだけ書かれている。

2017年にはザウバーで3シーズン目、通算では4シーズン目のF1を戦うことが決まったエリクソンと、唯一の女性F1チーム代表として知られるモニシャ・カルテンボーンが、次のようにコメントした。

■マーカス・エリクソン「来季はコンスタントにポイント獲得を」

「ザウバーF1チームで来年もレースができるというのは素晴らしいニュースだ。僕はこれまで2年間をザウバーで過ごしてきたし、本当にこのチームのことがよく分かっている。また僕を信頼してくれたチームのみんなにお礼を言いたい」

「個人的な視点からは、ザウバーにいた間にドライバーとしてかなり成長できたいと思っている。浮き沈みもあったが、常にひとつにまとまり、すごく懸命に取り組んできた。新たなオーナーが誕生して以来、チームの中にも前向きな動きが出てきている。この新たな時代に向かっていけることにワクワクしているよ。多くのモータースポーツ専門家たちがザウバーに加わり始めているし、それは今後に向けていい兆候だ」

「2017年の僕の目標は今季後半の自分のパフォーマンスをベースとしながら、チームとともに懸命に取り組み続けることだ。2017年シーズンが待ちきれない思いだし、定期的にポイントを獲得するという目標をたずさえて中団グループ入りを目指したいと思っている」

■モニシャ・カルテンボーン「エリクソンは素晴らしいチームプレイヤー」

「マーカスが2017年もザウバーF1チームのレースドライバーとして残留することを発表できて非常にうれしく思っています。今シーズンを通じて、マーカスは進歩を遂げるために一層の努力を行う姿勢を見せてくれました。彼は私たちとともに非常に困難な時期を経験しました。しかし、非常にうまくそれに対応してみせてくれました」

「過去2年にわたって、彼は個人的にも大きな前進を果たしましたし、コース上でもコース外でも特に環境が困難なときにおいて、その技術を証明してきました。彼は単によいドライバーであるというだけでなく、チームとの仕事の仕方を理解することができている貴重なチームプレイヤーでもあります。そして前向きな姿勢により、みんなの士気を高めているのです」

「F1は2017年には新たな時代に入って行きます。私は、再び競争力のあるチームとするにあたり、マーカスに期待することができるという自信を持っています」

■もうひとつのシートにはナッセかウェーレインか?

今季は昨年に続きエリクソンとブラジル人ドライバーのフェリペ・ナッセがドライバーを務めていたザウバーだが、潤沢なスポンサー資金を持ち込んでいると見られているエリクソンが2017年にザウバーで3年目のシーズンを迎えることが確定。これで来季のシートがひとつ確定した。

だが、ナッセに関してはスポンサーであるブラジル銀行がF1へのスポンサーシップを見合わせることになると考えられており、厳しい状況に置かれている。そして、今季マノーからF1デビューを飾ったパスカル・ウェーレインが、所属するメルセデスの後押しを受けてそのシートを狙っていると伝えられている。

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