フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長が、2018年にはセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンの2人のF1チャンピオンを失ってしまうことになるかもしれないと認めた。
■ベッテルの2017年メルセデスAMG移籍はないとマルキオンネ
ベッテルに関しては、ニコ・ロズベルグの突然の引退発表によって空席がひとつ生まれることになったメルセデスAMGに2017年に移籍するのではないかとのうわさもある。
だが、フェラーリの今年最後のイベントが行われたアメリカのデイトナ・インターナショナル・スピードウエイに顔を見せたマルキオンネは、「どちらのドライバーも2017年は契約下にある」と語り、そうした可能性を否定している。
しかし、2018年以降については別の話だとマルキオンネは次のように続けた。
■すべては2017年にかかっている
「その後どうなるのか、私には分からない。だが、我々が2017年シーズンをどれほどうまくやれるかにかかっていると思うよ」
「もし2016年と同じようなことを繰り返すことになれば、優秀なドライバーを魅了するだけの力は持てないと思うね」
今季のF1タイトルを獲得したばかりのロズベルグがまさに劇的とも言える引退発表を行ったことに関して質問されたマルキオンネは、「驚いたよ。だが、私は彼がいなくなってもメルセデスAMGが弱くなるとは思っていないよ」と答え、次のように付け加えた。
「それより、私としてはフェラーリが強くなることを望んでいるがね」