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小林可夢偉より先にメルセデスへ応募していた2人の元F1ドライバー 1人は日本人(履歴書添付)、1人はファクトリーへ

2016年12月09日(金)8:18 am

メルセデスAMGが英『オートスポーツ誌(Autosport)』に出した「F1ドライバー募集」のジョーク広告に対し、水面下で交渉するのではなく、正面突破で挑むドライバーたちがいる。

すでに、現役ドライバーで2名以外が全員がメルセデスAMGチーム代表のトト・ヴォルフに電話をしたというほど人気のシートに、既報のとおり小林可夢偉がTwitterを通して応募した。

●小林可夢偉、メルセデスに応募「実績あり、チームオーダーに従います!」

しかし、それより2時間以上前、もう一人の日本人が先手を打っていた。

■世界最速(?)で応募したタキ井上(53歳)

さっそく応募していたのは、1994年にF1デビューしたタキ井上こと井上隆千穂氏だ。メルセデスAMGがリツイートして確認できている限りでは、世界最速で「履歴書」を送付している。

日本人フルタイム参戦ドライバーとしては、中嶋悟、鈴木亜久里、片山右京に次ぐ4人目の日本人ドライバーで、大手自動車メーカーのバックアップなしにスポンサー持ち込みだけで参戦した。

タキ井上は、メルセデスAMGの求人広告を見るなり、SNSで「F1ドライバーを夢見る子供たちの射幸心を煽る、くっだらない「やらせ」求人広告だ(汗)!」と批判。

・・・その40分後・・・「添付書類を送付いたしましたのでご査収ください。2017年のF1ドライバーの仕事に応募いたします」と世界の誰よりも早く(?)応募した。

■日本の履歴書フォーマット、一部日本語で応募

しかし、その応募書類は、いわゆる日本の履歴書フォーマットで提出され、熱意を伝えるべき重要な志望動機を含む多くが日本語で書かれている。ちなみに志望動機には「貴社の海外業務に携わりたいと考え志望いたしました。私の持つ1年間でのF1経験を生かして、貴社のレース活動に寄与させていただきたいと思います」と書かれ、趣味・特技の記入欄にいたっては、「英会話が、基礎レベル程度できます」と“日本語”で書かれていた。

経歴欄だけは次のようにしっかり英語で書かれていた。
「1994年 Simtek GPから日本GPでF1デビュー。スタートから3周後にスピンしました。
1995年 18GP参戦 ポールポジション0回、ファステストラップ0回、ポイント獲得0

セーフティカーに『2度』ぶつけられました。これはF1の歴史上、絶対的記録であります」

メルセデスAMGはコメントしていないようだが、反応しているところを見ると、応募書類は受理されたようだ。

●メルセデスに応募した日本人ドライバー1名を『BBC』が太字で紹介

■もう一人は現地へ直接出向いてアピール

もう一人、履歴書こそ公開していないものの、メルセデスAMGの英ブラックリーのファクトリーへ直接出向いた人物がいる。元F1ドライバーのカルン・チャンドックだ。イギリスにトト・ヴォルフがいたのか不在だったのかは不明だ。

「@MercedesAMGF1...ちょうど広告を見た、もうすぐ近くにいます!!」とブラックリーのプレートの写真を投稿。

「ランチから戻ってきたらトト(ヴォルフ)と話せますか?私との契約書にサインしてくださいね??!!」

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