エステバン・オコンが、2017年シーズンにはフォース・インディアがF1コンストラクターズ選手権でトップ3に入ることを目指していくと主張した。
メルセデスの育成ドライバーのひとりであるオコンは2016年のF1第13戦ベルギーGPでマノーからF1デビュー。そして2017年には中堅チームのフォース・インディアに移籍し、フルシーズンを戦うことになっている。
プライベートチームであるフォース・インディアは、財政的には楽な状態ではないものの、2016年のコンストラクターズランキングはメルセデスAMG、レッドブル、フェラーリに次ぐ第4位で終えるという見事な活躍を見せた。
■新ルールが導入される2017年はチャンス
そして、20歳のオコンは、2017年にはもっと上を狙っていくつもりだと母国フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。
「2017年のフォース・インディアの目標は、コンストラクターズランキングでトップ3に入ることだ」
「そのためには、大規模チームを追い抜かなくてはならないけれど、新しいルールによって来シーズンは順位が完全に変わってしまうこともありえるからね」
「これまでエンジンの開発を大きく制限していたトークンシステムが継続されなくなることで、ギャップはこれまでよりも縮まってくるだろうし、これまでの順列がひっくり返ることだってあると思う。そのために、僕もすぐにスピードを発揮することが求められているんだ」
■ペレスに勝つことを目指す
さらにオコンは、フォース・インディアとは2年契約を結んだことを明かし、次のように続けた。
「2年間の契約を結んでいる。だけど最初の年は学ぶためにあるわけじゃない。僕の目標はすべてのレースでポイントを取ることだし、できる限り多くトップ5に食い込むことさ」
「2016年に9レースを行ったことが役に立つと思う。すでにF1を経験してきたし、いくつかのサーキットを学ぶことができた。だけど、メルボルン(オーストラリア)、上海(中国)、モナコ、そしてバクー(アゼルバイジャン)に関しては初めて臨むことになる」
「それに、新しいチームメートのセルジオ・ペレスのことも見ていくことになる。彼がこのチームにおいて基準となるドライバーだからね。専門家の中には彼はトップレベルのドライバーだと言う者もいる。だけど、僕はほかのドライバーたちと同じように彼にも勝たなくてはならない」
■2017年シーズンに備えて筋力強化
そう語ったオコンだが、2017年シーズンに向けて現在懸命にトレーニングに取り組んでいるという。
「1週間に5日はスポーツをしているよ。有酸素運動、ウエイトトレーニング、ランニングマシンなど、けがのリスクを減らすためにね」
そう語ったオコンは、次のように付け加えた。
「5kgほど筋肉をつける必要があるんだ。クルマは4秒か5秒速くなるから、ドライバーにとってはさらに厳しいものになるよ」