2016年シーズン限りでハースのシートを失ったメキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレスだが、今後はフォーミュラEシリーズでレーシングドライバーとしてのキャリアを継続することになるようだ。
フォーミュラEは9日(月)、グティエレスが2017年には4月1日(土)に2016-2017シーズンの第4戦として予定されている母国メキシコでのレースを含む数戦にエントリーすることになると発表した
グティエレスは現在いくつかのチームと交渉を行っており、2018年からはフル参戦することを目指しているという。
現在25歳のグティエレスは、2013年にザウバーからF1デビューを飾り、翌年もザウバーに残留。しかし2015年にはシートを失い、フェラーリの控えドライバーに。そして2016年に新規F1参戦を開始したハースから2年ぶりにF1復帰を果たしたもののシーズンを通じて1ポイントも獲得できず、再びシートを失っていた。
グティエレスは9日に次のように語った。
「アレハンドロ(アガグ/フォーミュラE最高責任者)とは親交があったから、僕はずっとフォーミュラEを見てきたし、注目してきていたんだ。僕はこのカテゴリーがすごく成長していることに感心させられている」
「電動自動車は都市における将来の移動手段となるものだ。だから、このカテゴリーを通じてどれほどそのための改革が推し進められていくのかが非常に興味深いものとなる。そこに加わることができるのをうれしく思っているよ」