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ルノーF1責任者「マグヌッセンには失望した」

2017年01月12日(木)18:55 pm

ルノーF1チームのマネジングディレクターを務めるシリル・アビテブールが、昨年までルノーに在籍し今年ハースへ移籍したケビン・マグヌッセンを批判した。

■ルノーの首脳部を批判していたマグヌッセン

ルノーは11日(水)に、チーム代表を務めていたフレデリク・ヴァスールがチームを離脱したことを発表した。その声明に離脱理由は書かれていないが、ルノー内部では首脳陣が対立し政治的問題が生じていたと考えられている。

今季ハースへの移籍を決めたマグヌッセンは、自分がルノーを離れることを決めたのはそうした問題に嫌気がさしたこともあったのだと母国デンマークのタブロイド紙『BT』に少し前に次のように語っていた。

「僕はF1でリーダーシップが少しばかり混乱している2つのチーム(マクラーレンとルノー)に当たってしまってちょっと不運だったと感じているよ」

■マグヌッセンには失望したとアビテブール

今回、ヴァスール離脱を明らかにしたルノーだが、マネジメントディレクターとして今後もチーム運営に携わることになるアビテブールは、フランスのモータースポーツ専門誌『Auto Hebdo(オト・エブド)』の最新号に掲載された記事の中で、チームを去ったマグヌッセンに関して次のような批判的コメントを行っている。

「我々はチームの一貫性を維持したいと考えていたし、ケビンをキープすることが理にかなっていた」

「だが、1人のドライバー(ジョリオン・パーマー)はシーズンを通じて進歩したものの、もう1人(マグヌッセン)は停滞していた」

「個人的には、マグヌッセンには失望させられたよ。彼のパフォーマンスや姿勢に対してね」

「ケビンは才能のあるドライバーだよ。だが、彼には自制心が欠けている。それに、彼は常に言い訳ばかりしていた」

■今年はパーマーがさらによくなる

そのルノーは、マグヌッセンの後任にはフォース・インディアからニコ・ヒュルケンベルグを迎え入れるとともに、2016年にF1デビューを飾ったパーマーを残留させて2017年に臨むことになる。

アビテブールは、2シーズン目を迎えるパーマーはマグヌッセンよりも期待できると次のように続けた。

「金曜日には大体いつもパーマーのほうが劣っていたが、彼は週末を通じて着実にペースを上げていた。一方、マグヌッセンは練習走行では調子がいいものの、その勢いを失ってしまうんだ」

「ジョリオンは自分のペースで仕事をするんだ。GP2でもストフェル・バンドーン(マクラーレン)と戦ってチャンピオンになるまでに数シーズンを要したようにね」

そう語ったアビテブールは、次のように付け加えている。

「だが、彼は正しい方向へ進んでいる。2017年にはパーマーがもっと強さを見せると考えられるよ」

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