ブラジルの『Maquina do Esporte(マキナ・ド・エスポルチ)』が、かつて7度F1王座に就いたミハエル・シューマッハのスポンサー2社が契約を解除したと報じている。
シューマッハは2013年末にフランスのリゾート地で起きたスキー事故で頭部に重傷を負い、現在もスイスの自宅でリハビリテーションが続けられている。すでにその事故から3年間が経過したが、本人の容体などについては家族やマネジャーを務めるザビーネ・ケームが厳重な情報管理を行っており、ほとんど何の情報も表に出てきていない。
そうした状況下にあっても、シューマッハのスポンサーの中には支援を継続していたところもあった。
だが、事故から3年が経過した今、新たに2社がシューマッハとのスポンサー契約を解除したようだ。
『Maquina do Esporte(マキナ・ド・エスポルチ)』によれば、それは高級時計ブランドであるオーデマピゲと、ドイツに本社を置く世界的なドアメーカーであるホルマンだという。
7度のF1タイトル獲得と通算91勝という歴代トップの記録を持つシューマッハには数多くのスポンサーが付いていたが、事故後これまでにもジェットセット、ネイビーブーツ、ロスバッハーなどがすでに契約を解除していた。
『Maquina do Esporte(マキナ・ド・エスポルチ)』は、現在もまだスポンサーを継続している企業が残っているものの、それらについてもすでに契約金額の値下げ交渉を行ったようだと書いている。
そんな中、現在もシューマッハのスポンサーを継続するとともに、今後F1昇格を目指す息子のミックに対しても強力な支援を行っているのがドイツの会計コンサルタント会社であるドイチュ・フェルメーゲンスベラトゥン社だ。
17歳となったミックは、2017年にはヨーロッパF3選手権に参戦することになっている。