チーム代表を務めていたフレデリク・ヴァスールの離脱が明らかとなったルノーF1チームだが、マネジメントディレクターを務めるシリル・アビテブールは、これによってチームが弱体化することはないと主張した。
ロータスを買収し、2016年からフルワークスチームとしてF1再挑戦を開始したルノーだが、チーム代表として迎えたヴァスールとアビテブールの確執が以前からうわさされていた。
ヴァスールがチームを去ったことに関し、アビテブールはフランスの『L’Equipe(レキップ)』に次のように語った。
「我々は今回のことにショックを受けてなどいないし、弱体化することもない」
「それについてはフレッド(ヴァスール)と詳細に話し合った。その役割はすべてのチームで異なるものだ。私が知る限り、フレッドの後任を置くことはないだろう」
そう述べたアビテブールは、次のように付け加えた。
「もし、チームになにか足りないものがあると感じれば、そのときに対応することになるだろう。だが、今日の時点ではその必要はないと思っている」