新シーズンのスピードアップに備えて、F1を開催する全サーキットが改修を求められることになった。
1周5秒程度のスピードアップを目標に、2017年から車両規格が大きく変わった。タイヤ幅が広がり、ダウンフォースが増えることで、コーナリングスピードが上がると予想されている。
F1を統括するFIA(国際自動車連盟)で安全面の責任者を務めるローラン・メキーズは、F1を開催するすべてのプロモーターに改修の必要な場所を通達していることを明らかにした。『Reuters(ロイター通信)』が伝えている。
FIAは、全チームにシミュレーションデータを提出させ、それを元に全コースの走行をシミュレートした。すると、コーナリングスピードが時速40キロも上がる場所があったという。
「すべてのサーキットが、この作業を元に出した必要な改善点についてFIAから通達を受けている」とメキーズは話している。
通達はレースの開催順に行っており、開幕戦オーストラリアGP(3月26日決勝)に関しては、既に必要な対処が取られているという。