バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)のメルセデスAMG移籍が今週中に発表されることになりそうだ。
2016年のF1ドライバーズタイトル獲得直後にニコ・ロズベルグが突然の引退を発表し、メルセデスAMGでは急きょ2017年にルイス・ハミルトンのチームメートとなるドライバーを探さなくてはならなくなった。
そして、最近のニュースではボッタスがロズベルグの後任となることがほぼ確定的だと言われている。
■ボッタス移籍は詰めの段階だとウィリアムズ
『Guardian(ガーディアン)』を含むイギリスのメディアが報じたところによれば、ウィリアムズのチーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズが先週末に次のように語ったという。
「そういう素晴らしいチャンスを手にしたドライバーにストップをかけるのはいいことではないでしょう」
「私たちはこれまで常に、もしこれをウィリアムズにとっていい条件で実現させることができるのであれば、そうすべきでしょうと言ってきました」
「もうすぐそれが実現できるところに近づいています。最後の詰めの段階にきていますし、来週これを発表することができるだろうと期待しています」
■パディ・ロウのウィリアムズ早期着任も実現か
先ごろメルセデスAMGを離脱することが発表されたパディ・ロウ(技術担当エグゼクティブディレクター)はウィリアムズに移籍することが決まっていると言われているが、ボッタスの契約譲渡条件のひとつとして、ロウのウィリアムズでの稼働開始時期を早めることが交渉されていたものと考えられている。
チーム設立者であるフランク・ウィリアムズの娘クレアは、ロウの件に関する質問を受けると次のように付け加えた。
「もちろん、パディは今獲得可能な状態ですし、彼のような人材は私たちにとって魅力的です。彼はウィリアムズでキャリアをスタートさせていますし、パディ・ロウのような人材を欲しがらないチームがあるでしょうか?」