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セナやアロンソも「ペイドライバー」だったときがあるとミナルディ

2017年01月17日(火)7:30 am

元F1チームオーナーのジャンカルロ・ミナルディが、今年ウィリアムズからF1デビューを飾る新人ドライバー、ランス・ストロールに対する否定的な意見はお門違いだと語った。

18歳となったばかりのストロールがF1シートを手に入れることができた背景に、トミーヒルフィガーなどのファッションブランドを展開するカナダの大富豪として知られる父親の支援があったのは間違いないことだ。

2014年にイタリアF4選手権のチャンピオンとなったストロールは、翌2015年からヨーロッパF3選手権に参戦。2015年はランキング5位だったが、2016年にはチャンピオンの座を獲得している。

そのストロールは2015年からはウィリアムズの開発ドライバー開発ドライバーも務めており、2014年型ウィリアムズF1カーを使って世界中のサーキットでテスト走行を行う機会を与えられていた。もちろん、これは父親がチームに対して巨額の支援を行ったからこそ実現できたことだ。

そんなストロールに関しては、チームに資金を持ち込むことでシートを獲得できた「ペイドライバー」だという評価をする者も少なくない。

しかし、ミナルディはそうした声に対して次のように語った。

「どんなF1ドライバーだって、チーム首脳は契約書にサインする前に商業的な観点からも査定を受けるものだ」

「だから、チームが巨額の予算に頼るしかないスポーツにおいて、財政的支援をもたらすドライバーに関してこういう否定的な表現が用いられるのか、私には理解ができないね」

スペインの『AS』にそう語ったミナルディは、次のように付け加えた。

「ニキ・ラウダやアイルトン・セナ、それにフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)だって、キャリアのある時期においては財政的支援を(チームに)もたらしたものだよ」

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