マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、2018年に向けたルノーの計画を検討してからチームに残留するかどうかを決めると語った。
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■アロンソの意見でホンダと手を切った訳ではないとCEO
F1シンガポールGP(17日決勝)を前にマクラーレンとホンダの提携解消が発表された。ホンダと手を切るよう、アロンソがチームに強く働きかけていたと考える者もいる。
こうした憶測をマクラーレンCEOのザック・ブラウンは否定し、フィンランドのテレビ局『C More』に次のように語った。
「エンジン契約を決めるに当たって、ドライバーの言葉だけに耳を傾けることはない」
「フェルナンドはチームの一員だから彼の意見は重要だが、これはマクラーレンの利益を考えての決断だ」
■提携解消は「来シーズンに向けた重要な情報」
しかし、ホンダとの提携解消が発表された直後に、アロンソがブラウンと笑顔で握手する姿も目撃されている。
「ただあいさつしただけだよ。ザックとは今日まで顔を合わせていなかったから」とアロンソは説明している。
「ホンダと別れてルノーに変えるときだとマクラーレンが決めたのなら、それが来シーズンに向けた重要な情報であるのは間違いない」
「これでマクラーレンが、僕たちがふさわしいと考えている地位に戻れることを願っているよ。でも、今のところ僕は完全な情報を持っているわけじゃないから」
「僕も君たちと同じように、今日ニュースを聞いたところだ」
■ルノーの展望を見て将来を決める
アロンソは、マクラーレンに残留するかどうかまだ決めていないと話している。
「僕にとっての主眼は、今週末のシンガポールGPだ。そのあとで、もう少しプロジェクトについて探ることにするよ。ルノーのエンジンや来シーズンの展望などについてね」
「それを分析してから決断を下す」
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