かつてベネトンとルノーでチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレが、フェラーリが将来に向けてマックス・フェルスタッペン(現レッドブル)と契約しなかったのは失敗だったと語った。
17歳でF1デビューを飾り、現在は20歳となったフェルスタッペンだが、最近2020年までレッドブルとの契約を延長したことが明らかとなっている。
■来季もライコネンとの契約を延長したフェラーリ
一時、ルノーPU(パワーユニット)の信頼性問題が多発したことに苦しめられたフェルスタッペンは、レッドブルとの契約を解除し、フェラーリに移籍するチャンスを探っているようだとうわさされていた。
だが、フェラーリはその時点ではフェルスタッペン獲得に動かず、10月に37歳の誕生日を迎えた現役最年長ドライバーのキミ・ライコネンと来季の契約を結んでいる。
■自分ならフェルスタッペンと契約したとブリアトーレ
ブリアトーレは、フェラーリ会長であるセルジオ・マルキオンネが下した判断についてイタリア放送協会『RAI』に次のように語った
「私はマルキオンネが何をするつもりなのかは分からない。彼は予測不能だからね」
「だが、ライコネンでは決してコンストラクターズタイトルをとることはできないよ」
「タイトルをとるにはいいドライバーが2人必要なんだ。今のフェラーリはそうなってはいないよ」
そう述べた67歳のブリアトーレは、次のように付け加えた。
「私なら、目をつぶってフェルスタッペンと契約していただろうね。彼はファンが見たいと望んでいる唯一本物のドライバーだよ。すべてのレースでペナルティーを与えようとされるグラディエーター(剣闘士)だからね」