フォース・インディアのチーム代表を務めるビジェイ・マリヤに近い人物が、最近報じられているチーム売却のうわさを否定した。
■チーム売却のうわさが消えないフォース・インディア
フォース・インディアに関しては少し前から身売りを検討しているようだとのうわさがささやかれ続けている。
少し前にはイギリスのエナジー飲料会社リッチエナジーの責任者がフォース・インディア買収については「基本的に合意している」と語ったことも報じられていた。
だが、それと時を同じくして、フォース・インディアに関してはほかにも買収を検討している者がいるとのうわさが大きくささやかれるようになっている。
例えば、現在フォース・インディアのメインスポンサーを務めるBWTがメルセデスとともに買収に動こうとしているとか、アメリカのインディカーで活躍するアンドレッティ・オートスポーツも買収に興味を示しているようだいうようなものだ。
■アンドレッティ・オートスポーツはうわさを否定せず
そうした中、アンドレッティ・オートスポーツはそのうわさを否定せず、アメリカの『SportsBusiness Daily(スポーツ・ビジネス・デイリー)』に次のように語っている。
「アンドレッティ・オートスポーツは多様性を持つチームであり、現在のポートフォリオの内外において新たなチャンスに向けて多くの交渉を持っている」
■そうしたうわさは事実ではないと関係者
マリヤが5月末でチームの取締役会メンバーから外れたことがこうした買収のうわさに火をつけたのは確かだが、さらに最近になってフォース・インディアがF1オーナーのリバティ・メディアから貸し付けを受けているということが明るみに出たことでそうしたうわさがさらに加速しているという背景もある。
だが、かつてキングフィッシャー航空を設立するなど、世界を代表する大富豪のひとりとして知られていたマリヤに近い関係者がそうしたうわさを否定したと報じられている。
「何もないよ。フォース・インディアの売却も何もね」
インドの大手ビジネスサイト『Business Standard(ビジネス・スタンダード)』にそう語った関係者は次のように付け加えている。
「F1はチームを買いたいと思う人々が多いことで有名だが、私はそれをうのみにするつもりはないよ」