3月2日(土)、鈴鹿サーキットで開催されている「モースポフェス2019」で、トヨタWRCのトミ・マキネン監督が“選手”として登場した。ホームストレート上で回って、飛んで、元ラリーチャンピオンのテクニックを日本のファンの前で魅せてくれた。
まずホームストレートで懐かしの「スバル・インプレッサWRC」がデモ走行。ドライバーは日本が誇るラリードライバー新井敏弘だ。インプレッサがホームストレートで白煙を上げながらドーナッツターンで盛り上げ、デモ走行イベントは終わったように思ったその瞬間、ピットからトヨタ・ヤリスWRCが登場した。
■元WRC王者トミ・マキネン“選手”が登場!インプレッサWRCと競演
ヤリスWRCのドライバーはなんと元WRCチャンピオンで現トヨタ・ガズーレーシング・ワールド・ラリーチームのトミ・マキネン監督だ。今日はマキネン“選手”としての登場だ。
マキネンのヤリスWRCがピットロードを逆走しながらホームストレートに登場すると、右に左に蛇行しながらパフォーマンスラン。すると新井のインプレッサが1コーナー側から最終コーナー方面へ。2台はそれぞれドーナッツターンをしながら白煙を上げ、最後は至近距離で2台のドーナッツターンを魅せてくれた。
マキネンが駆るヤリスWRCは非常に軽快な動きを見せ、どこでも走れるWRCチャンピオンカーの実力を見せてくれた。
■マキネン、鈴鹿サーキットで飛ぶ!
一度はマシンから降りたマキネンだが、「飛ぶ」ような仕草をみせ、もう一度乗り込んだ。するとホームストレートには白いジャンプ台が準備されていた。
マキネンは最終コーナー方面から1コーナー方面へアクセル全開で加速。そして白いジャンプ台で華麗なジャンプを2度も魅せてくれた。WRCでマシンが空高く飛んでいるあの光景を、鈴鹿サーキットのファンの前で元WRC王者が魅せてくれた。
モースポフェスは3日(日)も開催しており、明日もマキネンは鈴鹿で“飛ぶ”予定だ。
■スバル・インプレッサWRCとトヨタ・ヤリスWRCの競演
■マキネンが鈴鹿サーキットのホームストレートで飛んだ!
■スピンターンをして、もう一度・・・
■元WRC王者のテクニックはやはり凄かった